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【修理事例】MTB 油圧式ディスクブレーキ オイル交換2022.07.02

日頃より、ご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

油圧式ディスクブレーキのオイル交換の依頼がありました。
今回は、TEKTROのブレーキです。


まず、オイルがディスクローターやブレーキパッドに付着することを防ぐために、ホイールとディスクパッドを車体から取り外します。作業する際は、手にオイルが付きやすいため、ビニール製の使い捨て手袋を使うとより良いです。
オイル交換後に、ホイールとブレーキパッドを再セットするときに、手袋を変えてオイルの付着を防ぎます。

 

ブレーキパッドを取り外していきます。

 

オイル交換の作業中、ブレーキパッドが締まらないようにスペーサーを噛ませます。

 

ブレーキキャリパーを車体から取り外し、オイルを半分くらい注入した注射器を装着します。

 

ブレーキレバー側の真ん中のネジをトルクスドライバー(トルクスレンチ)を使い外します。

 

TEKTROの場合、ブレーキ側にも注射器を装着します。

 

ブレーキ側は、注射器ではなく写真のようなタンクを使用した方が簡単にできるかもしれません。

 

ブレーキキャリパー側から注射器でオイルを注入していきます。
ゆっくりと空気が混入しないよう慎重に作業をします。
注射器でオイルを多少時間がかかってもゆっくり出し入れしながら、徐々に注入するのがコツです。

 

最後に、
オイルの注入などの作業中は、ブレーキキャリパーにオイルが付着する可能性があります。
オイルが付着したままブレーキパッドを戻すと、ブレーキパッドにオイルが伝達してしまう可能性があるので、ブレーキキャリパーはしっかりオイルを落としておきましょう。