パンクを予防するにはどうしたらいいの?2021.09.04
新着情報では自転車に関するあらゆる疑問にも答えていきますので、参考にしていただけたら幸いです。
まずは、「よくあるパンクの原因とは?」
通勤や通学の途中でパンクしてしまった。
「近くに自転車屋もないし、朝だしまだ開いていない、どうしよう・・・」
こんな経験をした方は多いと思います。
大切なことは、パンクが発生する主な原因を知っておくことです。
・空気圧不足によるタイヤ・チューブの劣化
・空気圧不足によるリム打ちパンク
・釘やガラス片などの異物が刺さる
この3つが主なパンクの原因です。
予防策① こまめに空気を入れる
週に1回しっかり空気が入っているかどうか確認することを習慣にしましょう!
自転車に乗っていても乗っていなくても、自然に空気は少しずつ抜けています。
ママチャリなどの一般的な自転車の場合、
タイヤの側面を指で挟んで少しへこむ程度が適正な空気圧です。
では、なぜこまめに空気を入れているとパンクしにくいのか?
空気圧不足の状態で自転車に乗り続けていると、
タイヤがぺたんと変形してしまいます。
↑空気圧が足りずタイヤが変形して(たわんで)いる
空気圧不足の状態ではタイヤとチューブの間に隙間ができるために、
タイヤとチューブが互いにこすれあいチューブが摩耗したり穴が開きやすくなります。
空気をしっかり入れているとタイヤやチューブが劣化しにくくパンク予防になります。
予防策② 段差など路面状況に注意する
空気圧が不足している状態で段差を乗り越えようとすると、段差の角によって一点に大きな衝撃が加わりパンクしやすくなってしまいます。
↑これを「リム打ちパンク」といいます
やむを得ず段差を越える際は、
・スピードを落とす
・サドルから腰を浮かせて体重を逃がす
・ハンドルを引き上げて衝撃を軽くする
など瞬間的な強い衝撃を逃がすことが効果的です。
予防策③ 劣化したタイヤ・チューブは早めに交換する
自転車に乗っているとタイヤは徐々にすり減り、薄くなってきます。またタイヤやチューブはゴムですので、経年劣化により硬くなってきます。
ママチャリなどの一般自転車用のタイヤの寿命は3,000㎞~5,000㎞と言われています。
日頃からのタイヤの空気圧管理や使用頻度、道路状態などにも大きく左右されますが、毎日5㎞くらい乗っているとすると2年ほどでタイヤ・チューブの交換をするとよいでしょう。 一般的にはタイヤの溝がなくなってくる頃が交換の時期です。溝がなくなるとグリップ力も低下するため、雨天走行時には滑りやすくなりますので交換するようにしましょう。
最後に・・・
ママチャリは頑丈さゆえに定期的なメンテナンスをするということが根付いていません。そのためあまり空気圧をチェックする習慣もありませんが、適正な空気圧管理をするだけでパンクのリスクが低下することに間違いはありません。またパンクのリスクだけでなく、自転車に乗ったときの快適さがまるっきり違います。是非一度確かめてみてください。